縁起・由緒

今をさかのぼる三百年前、萬海禅師が同郷の荒木光品居士の帰依寄進を受け、大愚宗築禅師を勧請開山として開かれた禅寺です。

法輪寺は、今をさかのぼる三百年前、萬海禅師が同郷(伊勢)の荒木光品居士の帰依寄進を受け、大愚宗築禅師を勧請開山として開かれた禅寺です。この時代に新寺建立することは難しく、鳴滝村にあった三蔵院の古蹟を復興移築するという手立てにより十年の歳月を要して建立されました。

創建当時は、三蔵院法輪禅寺と称しました。文政の京都大地震や明治維新の動乱、廃仏毀釈といった大難の時もありましたが、荒木家の外護と民衆の信心によって法灯が継がれました。

第十代の後藤伊山和尚は、太平洋戦争敗戦の国土・人心荒廃する日本の復興を祈念して起き上がり達磨堂を建立されました。禅宗初祖菩提達磨禅師の七転八起の精神である起き上り・忍苦・不倒の教えがシンボルとなり、以来通称だるま寺として親しまれています。

法輪寺の達磨と仏像

法輪寺の建物

宗派 臨済宗 妙心寺派
本尊 釈迦如來
創建 享保3年(1718年)
開山 勧請開山 諸相非相禅師 大愚宗築禅師
創建開山 萬海慈源禅師
開基 法輪院祥雲宗禎居士(荒木光品 伊勢安濃出身 屋号伊勢屋 両替商)